「闇より光がよい」 07.09.02
ヨハネ福音書3:16〜21
「神は、その独り子をお与えになったほどに、
世を愛された。」(16節)
神さまの大きな愛が、世にいるあなたに向けられていると語られます。
大切な独り子を手放すことの辛さを、私たちも想像することはできます。
神さまは、人に永遠の命を与えるために、それをなさいました。
御自分よりも、独り子主イエスよりも、私たち人間のことを重んじる
かのようにして、それをなさいました。私たちの思いを超える大きな
神さまの愛が、私たちに向けられています。
自分を愛し、自分を大切にし、自分の存在を喜んでくれる相手がいると
いうのは、とても幸せなことです。それによって、健やかな心が生まれて
きます。事柄に向き合う力の源となり、耐える力の源ともなります。
その時人は、孤独ではありません。人が生きていくには、愛されて
いることを知っていることが必要です。
聖書は、あなたを愛している相手は、家族や友人だけではないと
言います。天地をお造りになった神さまも愛している。いや、神さま
だけは、どんな状況になったとしても愛し貫いてくださるというのです。
それを疑う必要はありません。すでに、神さまはその独り子を世に
お与えになったからです。神さまの、あなたを愛するゆえの行為は、
すでに実行されています。
神さまは、愛するものが滅びることを望まれません。滅びとは、
永遠なる神さまの前から見失われ、いなくなった状態でもあります
(ルカ15章)。
神さまは、いなくなった状態の人を探し出し、赦し、抱きしめるように
して迎え入れようとされるお方です。そして、永遠の結びつきの中で、
共にありたいと願うお方です。
神さまは、神さまの前からいなくなった人が、裁かれるのでなく
救われることを願われます(17節)。
主イエスを信じない者が、そのままでよいとは思われません。
世とそこにいる人を愛される神さまは、闇ではなくて真の光へ
導きたいと願っておられます。
主のご愛に包まれて生かされている私たちは、導こうとされる
神さまに仕え、伝道をさせていただきたいのです。